60代からの中国語マスター方法

中国語母音 中国語発音

中国語の母音の発音

2020-11-25

プロモションを含みます

中国語母音発音方法

中国語母音は、全部で36個あります。
日本語は5個ですので、31個更に母音を発音できるようにしなければいけません。

母音は大きく分けて、「短母音」「複母音」「鼻母音」の3つのカテゴリーに分かれます。
基本の部分ですので、しっかりと発音できるようにしましょう。

中国語の母音

単母音a oei (yi)
u (wo)ü (yu)er
複合母音
二重母音aieiaoou
ia (ya)ie (ye)ua (wa)uo (wo)
üe (yue)
三重母音iao (yao)iou (you)(子音-iu)uai (wai)uei(wei)(子音-ui)
鼻母音
n型anenin (yin)ian (yan)
uan (wan)uen (wen)(子音-un)üan (yuan)ün (yun)
ng型angenging (ying)iang (yang)
uang (wang)ueng (weng)iong (yong)ong

★スマホは横にスライドでご利用下さい。

中国語の母音の中でも、「eü (yu)erian (yan)iang (yang)eng」が日本語に無い難解な発音になります。
他の音は、ローマ字発音でもなんとか発音できるものです。

母音表で、実際に上記の6個の音を聞いてみましょう。
最初に短母音をしっかりと覚えますと、複母音、鼻母音はその組み合わせになりますので覚えやすくなります。

母音表の「i (yi)、uai (wai)、üan (yuan)、、」の意味は何?

中国語では、

①「i」で始まる母音だけの発音の漢字のピンインは「i」に「y」を書き加えます。
②「ü」で始まる母音だけでできた漢字のピンインは、「ü」を「yu」に書き換えます。
③「u」で始まる母音だけでできた漢字のピンインは「u」を「w」に書き換えます。

※「ü」 は 「u 」の変母音(ウムラウト)といい「y」に近い音を現わします。

①の漢字は、一(yī),伊(yī), 意yi(yì)
②の漢字は、月(yuè),约(yuē),原(yuán)
③の漢字は、外(wài),王(wáng),文(wén)

女(nǚ)のように頭に子音が付く場合は、そのまま「ü」を使います。
※キーボードで、「ü」を打ちたい時は「v」を使用します。上記場合は「nv」とタイプしましょう。

短母音

短母音は、基本の音でこの後に出てくる複母音、鼻母音は短母音の組み合わせですから重要です。
日本語は、あまり口や舌を動かさなくても発音できる言語ですが、中国語は口の形や舌を大きく動かして発音する言語になります。

観光で来た中国人の団体に出会うと、大きな声で話をするうるさい人達だなと思う人が多くいます。
中国語は、ある程度の音の高低差が無いと発音できない言語ですのでどうしても日本語に比べると賑やかになります。

中国語を勉強するにはしっかりと大きな音で発音する必要があると理解しておきましょう。
中国語には四声という4つのアクセントがあります。

その構成は、「伸ばす高い音、急激に上昇する音、低い音、急激に下降する音」でできています。
1つの短母音に4つのアクセントが存在しますから発音にしっかりした高低差を付けないと会話になりません。

a

日本語の「あ」と発音は同じですが、更に大きく口を開けて舌を下げて明るく「アー」と発音します。
そんなに難しい発音ではありません。

o

日本語の「お」よりも唇を丸く突き出す感じで「オー」と発音します。
そんなに難しい発音ではありません。

e

「o」の発音の舌の位置のままで、唇はやや開き気味で左右に開いて喉の奥の方から「ウー」と発音します。
日本語の「あいうえお」のどの音にも属さない全く新しい音ですので母音表の発音を聞いて真似しましょう。

お腹の調子が悪くて、苦しさから「ウー」とうなっている音に似ています。
短母音の中で使用頻度が多く更に難しい音になります。

i (yi)

日本語の「い」よりも唇を左右に開いて、子供が怒って「イーダ!」と言う時の「イ」の音に似ています。

u (wo)

日本語の「う」よりも唇を前に突き出して、口の中に大きな空間を作るイメージで喉の奥から「ウー」と言います。
日本語の「う」よりもこもった音になります。

ü (yu)

日本語の「ゆ」の口の形をしたまま「イー」と発音します。
日本語の「い」と「ゆ」の間の音になります。

「ユィー」にならないように注意して下さい。

ü (yu)で初心者がなかなか覚えられない有名な漢字があります。

良く見ると中国語の「さかな」の漢字は下の点々が一本棒になっています。(^^♪

er

これは英語の「r」の音と全く同じです。
「アー」と言いながら舌を内側に巻き込んで「ル」に変化します。

単母音aoei (yi)
u (wo)ü (yu)er
複合母音
二重母音aieiaoou
ia (ya)ie (ye)ua (wa)uo (wo)
üe (yue)
三重母音iao (yao)iou (you)(子音-iu)uai (wai)uei(wei)(子音-ui)
鼻母音
n型anenin (yin)ian (yan)
uan (wan)uen (wen)(子音-un)üan (yuan)ün (yun)
ng型angenging (ying)iang (yang)
uang (wang)ueng (weng)iong (yong)ong

★スマホは横にスライドでご利用下さい。

複母音

短母音が元になった組み合わせでできています。
短母音の発音をイメージしながら上手に発音しましょう。

文中の太い字は、強い音を現わしています。

二重母音

ai ei  ao  ou

ローマ字読みでほとんど問題ありません。
「a」の音は短母音の時のようにしっかりと口を開けて「ア」と発音します。

イ」「イ」「オ」「ウ」となります。
全くローマ字読みとは同じでありませんので、母音表を聞いて真似しましょう。

最初の音が強くて、2番目の音が弱い事から、「尻すぼみ型」などと呼ばれています。

ia (ya) ie (ye) ua (wa) uo (wo) üe (yue)

ここもローマ字読みに「üe (yue)」だけが特殊になります。
「üe (yue)」は、「ゆ」の口の形のまま「イー」と言う発音に「エ」が付きます。

「イ」「イ」「ウ」「ウ」「ユ」となります。
これもローマ字読みとは完全に同じではありませんので、母音表を聞いて真似しましょう。

最初の音が弱くて、2番目の音が強い事から「尻上げ型」などと呼ばれています。

三重母音

iao (yao) iou (you)(子音-iu) uai (wai) uei (wei)(子音-ui)

ここもローマ字読みでほとんど問題ありません。

「イオ」「イウ」「ウイ」「ウイ」となります。
3つの母音からできていて、1番目と3番目の音が弱くて2番目の音が強い発音になります。

「ひしもち型」などと呼ばれています。

ここで間違い易いのは、「uai(wai)、uei(wei)」です。
英語読みだと、uai(wai)は「ウエイ」と読めますが、ローマ字読みの「ウアイ」ですので間違いないようにしましょう。

iou (you)(子音-iu) uei (wei)(子音-ui)

(子音-iu) (子音-ui)の部分の話をします。
「iou、uei 」は頭に子音が来ると、強い発音である「o、e」が弱い音に変化します。

そのような理由から表記から「o、e」が消えます。

「j+iou=jiu」「l+ion=liu]と表記する事になっています。
ですが、実際の発音では「o」はしっかりと残って発音されます。

「酒,九,六」 jiǔ liùとピンインが同じ3声と4声の発音です。
これらの漢字は実際には「ジウ」と発音されます。

知りませんと、どうしても自分の発音が上手になりません。

「sh+uei=shui」と表記する事になっています。
ですが、実際の発音では「e」はしっかりと残って発音されます。

「水,睡」shuǐ shuìとピンインが同じ声調が3声と4声の発音です。
これらの漢字は実際には、「シュイ」と発音されます。

これも「ェ」が入る事実を知りませんと水の発音はできません。

まとめ

ピンイン表記では、消えてしまう「o,e」ですが、実際の発音では、特に3声の時には確実に「o,e」が発音されます。
4声においても若干ですが、「o,e」が発音に入っています。

ピンインと発音が違う漢字が存在している事を知りませんと、「酒、九、水、六、睡」は永遠に発音できません。
頻繁に出てくる漢字ですので不規則である事を良く理解して発音練習をしましょう。

1声2声では「o,e」は消えますので心配いりません。(^^♪

鼻母音

鼻母音には最後が「n」で終わるものと「ng」で終わるものがあります。
日本人にとって、全く聞き取れない違いですので苦労します。

一般的に説明される分かりやすい方法に、「案内」と「案外」があります。
「案内」の案(an)は「n型」で、「案外」の案(ang)は「ng型」と区別できます。

実際に発音しますと、「ん」を発音する時の舌の位置が違います。
「n型」は舌先を上の歯茎に付けていて、「ng型」は舌のつけ根を口の奥に付けて発音しています。

an ang

「アン」「アーン」
「a」は日本語よりしっかりと大きな声で、「n」「ng」の部分は「案内、案外」の要領で、舌の位置が違っています。

en eng

「エン」「ォーン」

「en」はローマ字読みで問題ありません。
「eng」は、短母音の「e」の発音の後に「案外」の「ng」が続きますので「e」は「ォ」のように聞こえ、全て喉の奥で発音するこもった音になります。

in (yin) ing (ying)

「イン」「イュン」

「in」は短母音の「i」(子供がイーて言う時のイ)の後に案内の「n」
「ing」は「案外」の「ng」が続き、舌が奥に行くときに「ュ」に似た音が入ります。

ian (yan)  iang (yang)

「イエン」「イアーン」

この2つの発音は要注意です。
「ian」の方は、「イエン」で「イアン✖」ではありません。

「iang」は、「イアーン」になります。
最後のンは案外の「ng」です。

uan (wan) uang (wang)

「ゥアン」「ゥワーン」

「uan」は「ゥ」の口から始まってローマ字読みで「アン」です。
「uang」は「ゥ」の口から始まって「ア」から「ン」に案外のパターンで発音しますと「ア」の音が崩れて「ワ」のように聞こえます。

uen (wen)(子音-un) ueng (weng)

「ウエン」「ウォーン」

「uen」は、ローマ字読みで問題ありません。
「ueng」は、「ウ」の後に「eng 」の発音が続きますので、こもった音になります。

「uen」は頭に子音が来ると、強い発音である「e」が弱い音に変化します。
そのような理由から表記から「e」が消えます。

「ch+uen=chun」と表記する事になっています。
ですが、実際の発音では「o」はしっかりと残って発音されます

「春,唇」chūn chúnとピンインが同じで、1声と2声の発音です。
実際の発音では「e」はしっかりと残って「チュエン」と発音されます。

これも知りませんとなかなか発音できなくて大変です。

その他にも良く出てくる単語で、「孙子sūnzi尊重zūnzhòng一顿饭yī dùn fàn」などがあります。
※「孫、尊敬、食事」

üan (yuan) ün (yun)

「ユェン」「ユィン」

「üan」は短母音の「ü (yu)」の発音の後に「an」を発音します。
出だしの「ユ」の口の形から案内の「アン」につなげますが「ア」が綺麗に発音できませんので「ェ」のような音になります。

「ün」は短母音の「ü (yu)」の発音の後にすぐ「n」の発音します。
出だしの「ユ」の口の形から「n」に移動する時小さな「ィ」の音が発生します。

「ü (yu)」の前に付く子音

全部で5個しかありません。

「nü、lü、jü、qü 、xü」なのですが、、、
実際は、「nü、lü、ju、qu 、xu」とピンインで書きます。

「ju、qu 、xu」の「u」が実は「ü」だと知らないと発音ができません。

「ju、xu」はあまり出てこない漢字が多いのいいのですが、、、
「qu」の4声は「去」で多発する漢字です。

「去qù」と「吃chī」の発音の区別が難しいと皆さん苦労しています。
残念な事に「去qù」の「u」が「ü」だと知らない方がほとんどです。

この事を早く知っていれば、綺麗な「去qù」の発音ができるのです。
この記事を読んだあなたはラッキーです!(^^♪

中国語音節表

iong (yong) ong

「イョーン」「オン」

「iong」は、日本語の「い」よりも唇を左右に開いて「イ」の後に口を丸く突き出して「オ」を発音したまま案外の「ng」の音に移ります。
口の形が横開きからつぼむ形に大きく変化してそのまま舌のつけ根を口の奥に付けて「ng」の発音に移りますので「o」が「ョ」のように聞こえてきます。
皆さん大好きなショッピングモールの「イオン」と似ていますね。

「ong」は、日本語の「お」よりも唇を丸く突き出す感じで「オ」と発音して案外の「ng」の音に移ります。
全体的に低いこもった音になります。

「~n」と「~ng」の見分け方

漢字がピンインが、「~n」なのか「~ng」なのか良く分かりません。
中国人も区別が付かない人がいるので難しいのですが、法則があります。

これを知っていると見分け方が簡単になります。

漢字を日本語の音読みにして、「ん」で終わるものは中国語では「~n」となります。
それ以外の「い、う」で終わる漢字は中国語ではほとんど「~ng」となっています。

山(さん)---山(shān)
前(ぜん)---前(qián)
音(いん)---音(yīn)
金(きん)---金( jīn)
印(いん)---印(yìn)

英(えい)---英(yīng)
送(そう)---送(sòng)
硬(こう)---硬(yìng)
永(えい)---永(yǒng)
迎(げい)---迎(yíng)

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