中国語の助動詞「应该」の使い方に付いて解説します。
「应该」は、事実や道理から見て、「~すべきである/~しなければならない」
客観的な状況から、「~はずだ」の大きく2つの意味があります。
~すべきである/~しなければならない
你应该尽全力走。
---あなたは極力歩くべきだ。
这个电影很好看,你也应该看一下。
---この映画ととても良かった、あなたも見てみるべきよ。
你应该好好学习和作业。
---勉強と宿題をちゃんとしなさい。
明天我应该几点来呢?
---明日は何時に来ればいいですか?
你应该信任她。
---彼女を信じるべきだよ。
他们应该爱护公共财产。
---彼らは、公共の財産を大切にしなければならない。
否定形
否定文は「应该」の前に「不」を置きます。
你不应该去那里很危险的地方。
---あんな危ないと事に行くべきでない。
时间不早了,你不应该喝咖啡。
---もう遅いから、コーヒーをもまない方がいいよ。
他不应该解释。
---彼は言い訳すべきでない。
你不应该花钱花的很多。
---お金を沢山使うべきでない。
晚上你得开车,你不应该喝酒。
---今夜運転しなければいけないから、お酒を飲んじゃだめよ。
~はずだ
她应该在家。
---彼女は家にいるはずだ。
他应该不知道这个情况。
---彼はこの事を知っていないはずだ。
他今天应该不去上课。
---彼は今日授業に来ないはずだ。
她昨天去了,今天应该到了。
---彼女は昨日で他から、今日は着いているはずだ。
你应该听过那个原因。
---彼はその原因を聞いたはずだ。
她应该不会来。
---彼女は来ないはずだ。
否定形
否定文は「应该」の前に「不」を置きます。
你不应该做上班族。
---彼はサラリーマンになるべきではない。
你不应该参加这个的。
---彼はここに参加すべきじゃなかった。
我们不应该害怕犯错。
---私たちは間違いを恐れるべきでない。
你不应该抱怨。
---あなたに文句を言われる筋合いはない。
他们不应该使用暴力。
---彼らは暴力を使うべきではなかった。
会,得との違い
会
「会」には「~できるであろう」などの将来の可能性を現わす意味があります。
一方「应该」は既に起きた事にしか使えません。
她应该回来了。
---彼女は戻っているはずだ。
她会回来吗?
---彼女は戻ってこれるかな?
「应该会」の組み合わせは相性が良く、将来の可能性を話す事ができます。
她应该会回来。
---彼女は戻って来るはずだ。
应该会下阵雨吧。
---にわか雨が降るだろう。
上周应该会积雪吧。
---来週は雪が積もるだろう。
我本应该会去那里的。
---彼はそこに行くはずだった。
♠最後に「的」が付くと過去の文になります。
-
中国語「是~的」構文の使い方
中国語ですでに行われた行為に対して、その行為が行われた時間、場所、手段、行為者などを使って詳細に伝える構文が「是~的」構文です。 一見すると必要のない「是~的」が無理やり文に入ってきますので慣れるよう ...
続きを見る
会~~的
「会~~的」にしますと、今度は強い可能性を現わす事ができます。
她会来的。
---彼女は必ず来るだろう。
她会努力的。
---彼女はきっと頑張るだろう。
今天不会下雨的。
---きょうは雨になるはずがない。
得
「得」は「3声dei」で発音する時には「~しなければいけない」と言う意味になります。
「したくないけど仕方なくしなければいけない」と言うイメージになります。
我得去打工。
---アルバイトに行かなければならない。
我得走了。
---帰らなければ。
我得加班。
---残業しなけれなならない。
「应该」は、事実や道理から見て、「~すべきである/~しなければならない」ですので全く意味が違ってきます。
我应该去打工。
---アルバイトに行かなければならない。
我应该走了。
---帰らなければならない。
我应该加班。
---残業をしなければならない。
上記は日本語で訳しますと、全く同じ訳しになりますが、すべき根本事情が全く異なります。
否定文
我不用去打工。
---私はアルバイトをする必要がない。
我不应该去打工。
---私はアルバイトをすべきではない。
我不用走了。
---帰る必要が無い。
我不应该走了。
---私は帰るべきでない。
我不用加班。
---残業する必要がない。
我不应该加班。
---残業してはいけません。
否定文になりますとずいぶん和訳が変化します。
「得」の否定形は「不得」ではなく「不用」とします。
「应该」の否定形は「不应该」です。
「不用」では、する必要が無くなり面倒が無くなった安心した感覚です。
一方、「不应该」では、その行為をする気の方に向かって、その行為を止める事を提案しています。
例えば、「アルバイトが面倒だけど行かなければけない」に対して、「お母さんがお金あげるから行かなくていいよ」と楽になっています。
「目的があって頑張ってアルバイトに行きたい」に対して、「行ってはいけない」と不本意な困った状態になっています。
平常文では和訳は同じでも言葉の意味が全く違ってきます。
「面倒な私」と「頑張る私」の違いがあります。
中国語の発音
中国語の発音は下記を参考にピンインと声調を見るだけで正確な発音ができるようにしましょう。
何時までもネットの発音機能に頼って真似をしていたのでは、中国語を自分で発音できません。
-
中国語「四声」のポイント~声調を間違えると大変
日本人が中国語の学習をしていて一番苦労する部分が四声です。 漢字一つではしっかりと四声を発音できても、文章になると途端に声調が分からなくなってしまいます。 先生やCDなどの中国文の発音を何度聞いても同 ...
続きを見る
-
中国語の子音の発音
中国語には全部で21個の子音があります。 日本人の馴染みのあるローマ字とは違った発音をしますのでしっかりと理解しましょう。 中国語の子音で日本人が悩む場所も特定されていますので、その部分は特に練習が必 ...
続きを見る
-
中国語の母音の発音
中国語の母音は、全部で36個あります。 日本語は5個ですので、31個更に母音を発音できるようにしなければいけません。 母音は大きく分けて、「短母音」「複母音」「鼻母音」の3つのカテゴリーに分かれます。 ...
続きを見る